「二風谷(にぶたに)コタン」アイヌ民族をテーマとしたアイヌ文化の里でガイドサービスの実証実験を実施しました。

「二風谷コタン」はアイヌ民族をテーマとした観光地ではなく、歴史的舞台でもあり大自然を神として万物への祈りを捧げたアイヌの伝統文化の里です。
この場所にIT技術による空間音響MRを設置して、新たな価値を付加する事で地域の観光資源の魅力を高めることを目的とし、ガイドサービスの範囲拡張などを試つつ、インバウンド需要の復活も視野に多言語化コンテンツも準備を視野に実証事業を行いました。

北海道・二風谷はどんなところ?

平取町役場より国道237号を日高方面に行く中途の沙流川沿いに二風谷コタンがあります。二風谷コタンにはアイヌ文化関連施設が集積しています。
この地域では平取町立二風谷アイヌ文化博物館や沙流川歴史館、平取町アイヌ文化情報センターなどの施設のほか、多くのチセ(家)が復元されています。
平取町アイヌ文化情報センターの一角は工芸館として、作家たち丹精こめて作った本物の「二風谷イタ」や「二風谷アットゥㇱ」で作られた作品、製品を購入することもできます。国道を渡ればアイヌ工芸作家の工房が並ぶ匠の道が延び、その先には平取町アイヌ工芸伝承館ウレシバや「萱野茂 二風谷アイヌ資料館」も。二風谷コタンはアイヌ文化を学び、体感することができる空間です。

北海道初となったSSMR実証で
新体感アイヌ文化を可愛いキャラクターが案内

「自然と共に生きる、アイヌの暮らしの旅・ 二風谷コタン」動物キャラクターたちがアイヌ文化の里・ 二風谷コタンを案内、「体感型観光」で町全体の活性化を目指し、期間限定の実証実験で導入をしました。

平取町の伝統文化を若者へ

平取町は積極的に活動拠点をつくり、「若い世代に伝統文化を引き継ぐ」をコンセプトにして活動を行なっています。
このサービスでも関係者の体験、サービスやコンテンツの改善点など積極的に行い、二風谷コタンに留めず、国道を渡り~ウレシパや萱野茂二風谷資料館まで範囲拡大の検討や、これからの観光拡大の準備として意見交換も行いました。

二風谷コタンSSMR実証事業検討委員会の皆様

地元誌でもピックアップ

withコロナ・afterコロナ、ガイド不足などをいろいろな問題点がある中、このサービスの密を避けた非接触という利点を大いに活かし、これからのマイクロツーリズムから今後のインバウンド需要に向け、グローバル目線で多くの方々にアイヌ文化に深く触れてもらう機会を増やし、新世代の伝統文化の更なる盛り上がりを期待しています。

【お問い合わせ先】
実証実験サポート窓口

北海道平取町 観光商工課
TEL:01457-3-7703

総合商研株式会社 事業開発部 担当:髙谷
TEL:03-5540-6951
email:m-takaya@shouken.co.jp

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